【スルホコハク酸系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】
今回は、シャンプーの洗浄成分の一つである【スルホコハク酸系】シャンプーについて取り上げていきます。
市場にはさまざまなシャンプーが販売されていますが、大きく分けてシャンプーの洗浄成分・界面活性剤の種類は以下の9系統に分かれます。
- 高級アルコール系
- スルホコハク酸系
- アルカリ石鹸系
- 酸性石鹸系
- アミノ酸系<アラニン・グルタミン・サルコシン・アスパラギン>
- ベタイン系
- ノニオン系
- タウリン系
- タンパク質系(PPT系)
スルホコハク酸系のシャンプーは、高級アルコール系のしっかりとした洗浄力・気泡力とアミノ酸系の低刺激・安全性を混ぜて作られたような界面活性剤です。
皮脂やスタイリング剤などをある程度しっかりと洗い流してくれる反面、それ程皮膚・髪へのダメージが少ない中程度の刺激性の界面活性剤です。
スルホコハク酸系シャンプーの原材料
スルホコハク酸系シャンプーの原材料は、ヤシなどのアミノ酸系成分と高級アルコール系の石油からなるハイブリット成分で構成されています。
スルホコハク酸系シャンプーの特徴
【メリット】
皮脂汚れやスタイリング剤などをある程度しっかりと洗い流してくれる洗浄力と豊かな起泡性があります。
高級アルコール系のように、皮脂を根こそぎ取り過ぎるという力が抑えられており、皮膚・髪への刺激性もアミノ酸系成分を配合する事で安全なものになっています。中程度の刺激性の界面活性剤だといえます。
純粋なアミノ酸系成分よりも安価になっている点も魅力です。
- 高い洗浄力と気泡力
- 中程度の刺激性
- 比較的安価
【デメリット】
ある程度、安全なものとして作られていますが敏感肌の方などには刺激が強いと感じられる方もいるかもしれません。
また、ダメージ毛やカラーの退色が気になる方なども控えた方がよい成分です。
- 若干の刺激性
- ダメージ毛、カラーの色持ちなどには比較的向いていない
スルホコハク酸系シャンプーの主成分
スルホコハク酸系シャンプーに使用される主な成分の一覧です。
名前 | 特徴 |
スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Na | ヤシと石油のハイブリット界面活性剤、陰イオン界面活性剤、高い洗浄力と起泡性、中程度の刺激性、ベビーシャンプーに使われるなど比較的安全性も高い |
スルホコハク酸ラウリル2Na | ヤシと石油のハイブリット界面活性剤、陰イオン界面活性剤、高い洗浄力と起泡性、中程度の刺激性 |
スルホコハク酸ラウレス2Na | ヤシと石油のハイブリット界面活性剤、陰イオン界面活性剤、高い洗浄力と起泡性、中程度の刺激性 |
【スルホコハク酸系・成分別】おすすめシャンプー
スルホコハク酸系シャンプーの最大の利点は、ある程度刺激を抑えながらしっかりと皮脂汚れやスタイリング剤を洗い流してくれる洗浄力です。
洗い上がりの質感もサッパリとしていて、脂性肌の方やスタイリング剤をしっかり付ける方などにオススメの成分です。
スルホコハク酸系は他の界面活性剤の補助的な役割として配合されている事が多いです。
配合のしかたにより、洗浄力や安全性のコントロールをしやすい成分だといえるでしょう。
【IDケアヒートリペアシャンプー】
メロス IDケア(アイディーケア) ヒートリペアシャンプー 250ml + トリートメント 180g セット
スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Naをベースの洗浄剤として、さまざまな髪の補修成分が配合されたシャンプーです。ドライヤーの熱と共に髪に吸着する成分をふんだんに配合してありますので、脂性肌やセット剤をしっかり落としたい・かつ髪の補修やカラーの色持ちを大切にしたい方にオススメのシャンプーです。
ダメージ毛やカラーの退色だけを重視すると、他のアミノ酸系シャンプーの方が優しい作りになっています。
【ココイルプレミアムシャンプー】
ラウロイルメチルアラニンNaという保湿系アミノ酸界面活性剤を主洗浄剤とし、ラウレス-5カルボン酸Naの酸性石鹸成分で洗浄力と気泡力をアップしたシャンプーです。
髪の補強やコーティング力を増す成分が豊富に入った保湿・ダメージ毛用のシャンプーでありながら、しっかりとした洗浄力があるシャンプーです。
日々使いのシャンプーとして、ある程度サッパリと洗い上げたい方にもオススメのシャンプーです。アミノ酸成分が主成分なので若干高価なシャンプーです。
【保存版】自分に合った市販シャンプーの選び方!?誰でも簡単にプロ目線!界面活性剤一覧表
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