【アルカリ石鹸系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】
今回は、シャンプーの洗浄成分の一つである【アルカリ石鹸系】シャンプーについて取り上げていきます。
市場にはさまざまなシャンプーが販売されていますが、大きく分けてシャンプーの洗浄成分・界面活性剤の種類は以下の9系統に分かれます。
- 高級アルコール系
- スルホコハク酸系
- アルカリ石鹸系
- 酸性石鹸系
- アミノ酸系<アラニン・グルタミン・サルコシン・アスパラギン>
- ベタイン系
- ノニオン系
- タウリン系
- タンパク質系(PPT系)
アルカリ石鹸とは、動植物の油脂や脂肪酸を【アルカリ】で反応させてつくられた界面活性剤です。
ですので、アルカリ石鹸系シャンプーはアルカリ性となり、アルカリを中和させる酸リンスを使用しないと髪が傷んでしまいます。毎日、リンスをするのが面倒臭いという方には向かないシャンプーです。
アルカリ石鹸系シャンプーの原材料
石鹸は天然成分の植物油脂などに、ナトリウム(Na)やカリウム(K)などを化合して作られています。ナトリウムもカリウムもアルカリ性であり、石鹸はアルカリ性になる性質があります。
アルカリ石鹸系シャンプーの特徴
【メリット】
余計な添加物が入っておらず、髪や頭皮を本来の状態に戻しやすいのがアルカリ石鹸系シャンプーの特徴です。肌への毒性も低く、弱アルカリ性で頭皮の皮脂や汚れを落としてくれます。
フケが多い方などは頭皮環境を整えてフケを抑えてくれるケースがあります。(人により合う合わないがあります)
サッパリとした洗い上がりと、価格も比較的安いのが特徴です。
- 頭皮の皮脂、汚れを取ってくれる
- 髪が根本から立ち上がりやすい
- 比較的安価
- 肌への悪影響が少ない
【デメリット】
全般的にアルカリ性の洗剤となりますので、肌には良いかもしれませんが、髪へはダメージとなってしまいます。シャンプー後は専用の酸リンスでアルカリに偏った髪を中和させてあげる必要があります。
また、酸リンスの質感がヌルっとベタ付いたように感じる方もいますので好みが分かれます。
しっかり泡立てて、しっかり流さないと石鹸カスが残った感じがする方もいるかもしれませんので、すすぎが大切です。
- 髪を酸リンスで中和する必要がある
- しっかりすすがないと石鹸カスが残る可能性がある
アルカリ石鹸系シャンプーの主成分
アルカリ石鹸系シャンプーに使用される主な成分の一覧です。
名前 | 特徴 |
カリ石けん素地 | 高級脂肪酸や油脂を水酸化カリウムで石鹸にしたもの、アルカリ性 |
ラウリン酸K | ヤシ油やパーム油に含まれるラウリン酸を水酸化カリウムで石鹸にしたもの、9~10phのアルカリ性、水に溶けやすい |
オレイン酸K | 植物油脂の保湿成分であるオレイン酸を水酸化カリウムで石鹸にしたもの、アルカリ性 |
ミリスチン酸K | ヤシ油脂肪酸のミスチリン酸を水酸化カリウムで石鹸にしたもの、9~10phのアルカリ性、水に溶けやすい |
【アルカリ石鹸系・成分別】おすすめシャンプー・ランキング抜粋
アルカリ石鹸系シャンプーはアルカリ性ですので、シャンプー後のリンスで髪を中和させてあげてください。
シャンプーだけで放置すると髪にダメージが残る原因となってしまいます。
比較的安価で頭皮環境の改善を考えている方には合う商品があるかもしれません。
【パックスオリー シャンプー】
パックスオリー シャンプー 550ml
パックスオリー リンス 550ml
天然成分、オリーブオイルを使用し、マンダリンオレンジなどの香りを配合した爽やかなシャンプーとリンスです。
しっとりとした仕上がりで、クセ毛や乾燥毛の方にオススメです。
人によって合う合わないがありますが、頭皮環境の改善につながったという方も多数います。
比較的安価で、石鹸系シャンプーを試してみたい方に丁度良い商品です。
【シャボン玉EMせっけんシャンプー】
シャボン玉EMせっけんシャンプー(520ml)
シャボン玉EMせっけんリンス(520ml)
無香料・無添加の石鹸系シャンプーの代表格ともいえるシャンプーです。
EM菌という善玉菌を使用して環境にも優しいシャンプー・リンスです。
泡立ちもよくサッパリとした洗い上がりのシャンプーです。
頭皮環境に合う方へはオススメのシャンプーです。こちらも安価で日常使いしやすい商品です。
【保存版】自分に合った市販シャンプーの選び方!?誰でも簡単にプロ目線!界面活性剤一覧表
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