【縮毛矯正で失敗】ダメージや縮れ毛を治すアイテムとは?!原因と解決方法
縮毛矯正は、うねりや広がりの原因となる【クセ毛】を落ち着けてストレートヘアにしてくれる魔法のようなメニューです。
ですが、縮毛矯正をかけたのに髪の毛がチリチリになって傷んでしまったという方も中にはおられると思います。
なぜこのような【縮毛矯正の失敗】が起こるのか、原因と解決方法をお伝えしていきます。
縮毛矯正でなぜ髪がまっすぐになるの?
縮毛矯正をする時に美容師さんが何をしているか考えてみてください。
思い浮かぶのは、髪に薬を付けて・・・【アイロン】を通してる姿だと思います。
縮毛矯正で髪がまっすぐになる理由は、アイロンの熱で髪の毛を固めているのです。
生卵に熱を加えると・・・
タンパク質が固まってゆで卵になります。
髪の毛もタンパク質で作られているので、ゆで卵が固まるのと同じ原理でアイロンの熱で固まるのです。
ですが、家で普通にアイロンを通していても固まって真直ぐになることはなかなかありません。縮毛矯正の1液で髪を【軟化・膨潤】させて髪の毛を熱で変化させやすくする事が必要です。
1液で髪を軟化・膨潤させて、アイロンで固めるのが縮毛矯正です。
では
髪のどの部分を固めているのかというと・・・
お馴染みの【キューティクル】です。
キューティクルは通常4~6枚重なっていて、主にこの部分を薬で軟化・膨潤させてアイロンでまっすぐに固めていきます。
縮毛矯正が失敗する原因とは?結果どうなるの?
1本の髪の毛は、様々なブロックが組み合わさって出来ているとイメージしてみてください。
髪の毛は【水素結合・イオン結合・シスチン結合・ペプチド結合】という4つの結合でそれぞれ手を結んで1本の髪の毛として成り立っています。
縮毛矯正やパーマやカラーは、これらの結合を切ったり再結合させたりしながら髪の毛を変化させます。
【水素結合】は髪の毛が水に濡れると切れて乾くとまた結合するもので、一番簡単に切れたりくっついたりします。クセっ毛の方はよく分かると思うのですが、クセをまっすぐブローしても雨の中外出するとすぐクセが出てしまうあれです。せっかくまっすぐにしても、雨の湿気で髪が濡れて水素結合が切れてクセが出てしまうのです。
【イオン結合】はpH(酸性・アルカリ性)を変化させる事で切れる結合です。カラーはここまでの結合を切って、色を入れやすくして作業します。
【シスチン結合】はさらに髪の根幹に近い結合です。縮毛矯正やパーマはイオン結合に加えてシスチン結合も切る事で髪の毛の形自体を変化させます。ですので、縮毛矯正やパーマはカラーよりもさらに髪に負担を与える作業となります。
【ペプチド結合】は髪の根幹部分といってもよい部分で、この結合が切れる事で髪の毛は枝毛になったり、最終的には千切れてしまいます。
縮毛矯正が失敗すると、髪の毛がチリチリとした質感になったりゴムのように縮れ毛になってしまったり、最終的には千切れてしまいます。
この原因は、縮毛矯正1液の【軟化・膨潤】の見極めがあまい為に起こってしまうのです。
軟化・膨潤が不十分だと、アイロンを通してもクセが残ってしまいますし、髪が耐えれないほど軟化・膨潤させてしまうと、ペプチド結合まで切れて髪の毛が千切れてしまいます。
縮毛矯正に失敗するのは美容師さんの腕が悪いの?!
縮毛矯正が失敗するのは美容師さんの腕が悪いのでしょうか?
答えの半分以上は『YES』です。美容師さんがお客様の髪を見極める事が出来なかった事が一番の原因です。
ですが思い出してください。
縮毛矯正は【キューティクル】を固めてまっすぐにする作業です。
通常4~6枚あるキューティクルは髪のダメージと共に剥がれ落ちてしまいます。
つまり、ハイダメージ毛はそもそも縮毛矯正でまっすぐにする部分が欠けてしまっているのです。
このような状態だと、縮毛矯正の1液に髪の毛は耐え切れなくなってしまいます。
日々のお手入れで髪の毛をなるべく傷めないようにする事が縮毛矯正を成功させる鍵なんです。
縮毛矯正の失敗で髪が痛んでしまったらどうしたらいいの?
縮毛矯正に失敗して、髪の毛がジリジリの縮れ毛になってしまったらどうしたらいいのでしょうか?
もう一回、縮毛矯正をかけ直してもらえばいいのでしょうか?
答えは『No』です。
チリチリ・ジリジリになってしまった髪の毛は、すでに縮毛矯正の薬に堪えられるだけの力はほとんど残っていません。また、まっすぐに固めるキューティクル部分も剥げ落ちているので、縮毛矯正をかけ直しても髪をさらに傷めるだけです。
無理を言って縮毛矯正をかけ直してもらうと、次は髪の毛が千切れて無くなってしまうかもしれません。
縮毛矯正で失敗したら、一番の解決方法は傷んでいる部分を切って新しく髪の毛が伸びるのを待つ事です。
新しく髪の毛を伸ばす過程で、また髪を痛ませてしまったら同じことの繰り返しですので、ホームケアをしっかりと行い出来るだけ髪の毛を痛ませずに伸ばす努力をしてください。
ですが
髪の毛を切れない、切りたくない状況の人もいると思います。そういう人は、奥の手を使いましょう。
毛髪補修成分で縮毛矯正失敗をケアする?!
縮毛矯正で失敗してしまった人の髪は、キューティクルが剥がれ落ちて髪の内部にまでダメージが進行してしまっている人が大半です。
そして、一度剥がれ落ちて無くなってしまったキューティクルが復活する事はありません。
髪の毛は皮膚のように、血液から栄養をもらってターンオーバーして復活してくるものではありません。
ですので、外部から補修してあげる必要があります。
その補修成分として注目したいものが【エルカラクトン】です。
エルカラクトンは日本精化が開発した【毛髪アンチエイジング素材】です。
日本精化さんの説明文を抜粋すると
ドライヤー、ヘアアイロンなどの熱により毛髪と反応、結合して補修します。 毛髪キューティクルのめくれ上がりを改善し、「うねり」「絡まり」 「まとまらない」「ハリコシがない」などの加齢により増加する毛髪の 様々な悩みを改善します。 毛髪と結合していることで、使用直後だけではなく、シャンプー等で 洗い流した後でもこれらの毛髪改善効果が持続します。
これをしっかりと読んで頂くと、すごい事が書いてあると気付くと思います。
通常トリートメントなどは、一時的に髪の毛の質感を改善しますがシャンプーと共にそのうち栄養成分が流れ落ちて行ってしまいます。
エルカラクトンは、髪を補修する事がしっかりと記載されており、さらにシャンプーで洗い流した後も改善効果が持続するという素晴らしい成分です。
美容業界では、『髪の毛のダメージを治します』というフレーズがタブーとされています。
それは、本当の意味で治すものなど無かったからです。誇大表現となってしまうのです。
エルカラクトンはそのタブーを覆す成分だと言っても過言ではないでしょう。
2つ目の注目成分は『リピジュア(ポリクオタニウム)』です。
『リピジュア』という名前をまだ聞いた事が無い方もいるかもしれませんが、『ヒアルロン酸』は多くの方が知っているのではないかと思います。
ヒアルロン酸は、1gで6リットルの水分を保持する事が可能な保湿成分です。
【リピジュア】はそのヒアルロン酸の2倍の保湿力を備えた、医療現場で使われる安全性の極めて高い成分です。
リピジュアはそもそも『人工臓器の表面処理剤』として開発されているので、この表面処理の性能がキューティクルの表面保護剤として活躍します。
傷んでバサバサになってしまった毛先の保湿と保護を同時に行ってくれるのが【リピジュア(ポリクオタニウム)】です。
毛髪補修ローション
【レーベンドール ヘアケアローション】
レーベンドール(Leben d’or) ヘアケアローション 200ml 洗い流さないトリートメント
美容院でダメージ毛の補修用、パーマや縮毛矯正の前処理剤用として開発されたヘアケアローションです。
髪の補修成分である『γ-ドコサラクトン』と『リピジュア(ポリクオタニウム-64)』が配合された、補修と保湿に特化したヘアケアローションです。
洗い流さないトリートメントとして、“ドライヤーで乾かす前の濡れた髪”に適量を付けて“ドライヤーの熱”をしっかりあてて乾かします。※エルカラクトンが熱と共に髪に吸着し流れ落ちなくなる為。
毎日、繰り返し使い続ける事で徐々に髪が補修されていくことが最大のメリットです。
また、美容院の縮毛矯正の前処理剤としてアイロン前の髪にしっかりと付けて乾かす事を2度3度繰り返しアイロン作業を行うと、ダメージ毛で髪の毛がチリチリになったりする事を防ぐ効果もあるようです。
髪の毛を完全に健康毛に戻すものはありませんが、ハイダメージで困っている方は試してみると良いかもしれません。
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