【保存版】自分に合った市販シャンプーの選び方!?誰でも簡単にプロ目線!界面活性剤一覧表

市場には多くのシャンプーが出回っています。

自分に合ったシャンプーを選びたくても、どのシャンプーを選んだらよいか分からない方が大半なのではないかなと思います。

今回は、シャンプーの洗浄成分を徹底分析して、ご自身がどんなシャンプーを選んだらよいかの判断材料にしてもらえればと思います。

【保存版】自分に合った市販シャンプーの見分け方!?誰でも簡単にプロ目線!界面活性剤一覧表

まずは自宅で使っているシャンプーの裏の成分表示を見てみてください。

 

【成分】水、〇〇〇洗剤の種類、〇〇〇洗剤の種類、〇〇〇洗剤の種類、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、〇〇〇、・・・・・・

 

などと表示されているはずです。

配合量が多い順に記載されていますので、大抵はまずはじめに【水】が含まれます。

その次に主成分となる【洗剤の種類】が記載されているはずです。

洗剤の種類は1種類だけでなく、2~3種類の洗剤が混ざっている事が多いです。

この洗剤の種類が以下の9系統のどれに属するかであなたがお使いのシャンプーの大まかな良し悪しが判ります。

さらに、1系統の中にも沢山洗剤の種類が分かれています。

【高級アルコール系】の中にも、【ラウリル】や【ラウレス】、【オルフィン】・・・等

砂糖の中にも上白糖や黒糖、グラニュー糖などさまざまな種類があるようなものだと思っておいてください。

 

まずは、お使いのシャンプーの洗剤がどれにあたるかを全系統の成分を あ~ 順に並べてみましたので該当する成分をクリックしてみてください。その洗剤が何系統のどんな洗剤か記載しています。

記事の最後に、髪質別にどのような成分を選んだら良いかも記載していますので参考にしてみてください。

目次

成分 あ~順

髪・肌への危険度が高い順に色分けしてあります。

赤:危険度強   オレンジ:危険度中   青:安全

 

シャンプー剤の種類8系統とその主成分

【高級アルコール系】

洗浄力・泡立ちはとても良く、安価で作れるシャンプー。

反面、強すぎる洗浄力が髪や肌にとっては大ダメージとなる。

原料は石油成分由来の工業用洗剤でもある。特にラウリル硫酸Naは髪がタンパク質変性を起こし、頭皮へは残留物が残り肌のターンオーバーを狂わせる。避けた方がよい成分です。

“ラウレス”硫酸Naは洗浄力は強いものの、ラウリル”硫酸Naの半分程度の刺激の為、セット剤などをしっかり落としたい方用にはよいシャンプーと言えます。

“ラウレス”“ラウリル”似ていますが危険度は倍以上違います。

また、Naよりもアンモニウムの方が低刺激となり

高級アルコール系の成分は刺激性の強い成分順に

ラウリル硫酸Na > ラウリル硫酸アンモニウム > ラウレス硫酸 = オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na > ラウレス硫酸アンモニウム

このような感じです。安価で洗浄力のしっかりとしたシャンプーを探したい方には良いかもしれません。

詳しくは→【高級アルコール系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウリル硫酸アンモニウム
  • ラウリル硫酸TEA
  • ラウレス硫酸Na
  • ラウレス硫酸アンモニウム
  • ラウレス硫酸TEA
  • ラウリルベンゼンスルホン酸Na
  • オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na

 

【スルホコハク酸系】

ヤシと石油などのハイブリット系洗剤。

アミノ酸系の髪に優しい洗剤と高級アルコール系の強洗浄力洗剤の良いとこ取りをしたような洗剤。中程度の刺激と、中程度の洗浄力、泡立ちはしっかりとしている。

スタイリング剤をしっかり落としたい方や脂性肌の方へオススメ。

詳しくは→【スルホコハク酸系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Na
  • スルホコハク酸ラウリル2Na
  • スルホコハク酸ラウレス2Na

 

【アルカリ石鹸系】

アルカリ石鹸は「弱アルカリ性」が特徴的で、髪のタンパク質を痛める原因の一つとなります。

頭皮は皮脂が分泌され通常自然に保護されますが、毛髪は「専用の酸リンス」を使用しないとかなり痛んでしまう注意が必要な洗剤。シャンプー中も、あまり擦らないよう注意が必要。

生分解性が高く安全な成分である反面、アトピーや敏感肌の方は避けた方がよい洗剤。

フケなどを抑えてくれるなど頭皮環境が整う方もいますので、合う合わないがはっきり分かれる洗剤です。

詳しくは→【アルカリ石鹸系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • カリ石けん素地
  • ラウリン酸K
  • オレイン酸K
  • ミリスチン酸K

 

【酸性石鹸系】

ヤシ油や石油由来のアルコールと酢などの弱い酸などで構成された界面活性剤。

陰イオン界面活性剤で汚れに吸着して洗い流してくれます。

洗浄力・気泡力がしっかりとありサッパリとした洗い上がりかつ、肌への刺激性は比較的弱く安全性も考慮された成分です。

洗浄力はしっかりとあるので、敏感肌や乾燥肌の方には皮脂を取り過ぎると感じる方がいるかもしれません。

※ラウレス-3や4以外にも6など数字の違う成分がありますが、これは分子量の大きさの違いで、大まかな成分は同じ物だと思ってください。数字が大きい方が低刺激で洗浄力もマイルドです。

詳しくは→【酸性石鹸系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ラウレス-4カルボン酸Na
  • ラウレス-3酢酸Na

 

【アミノ酸系<アラニン>】

アラニン系は、適度な洗浄力と発泡性を持つバランスの取れた洗剤です。

また、髪を構成するケラチンの2.8%がアラニン酸であり、髪のキューティクルと頭皮を保護してくれる効果もあります。

保湿力がありながらも、サッパリとした洗い心地と指通りを感じられる成分です。

良質なシャンプーの洗浄剤として配合されている事が多いです。

詳しくは→【アミノ酸系<アラニン>】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ココイルメチルアラニンTEA

 

【アミノ酸系<グルタミン>】

グルタミン系は洗浄力・泡立ちが共に弱く、それ単体では物足りなさを感じます。

大きな特徴としては、髪を構成するケラチンの約13.7%がグルタミン酸で、髪のダメージ部分に吸着しコンディショニング効果を高めてくれます。他の洗剤と共に配合されていると良いでしょう。

詳しくは→【アミノ酸系<グルタミン>】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ココイルグルタミン酸TEA

 

【アミノ酸系<サルコシン>】

サルコシン系はアミノ酸シャンプーの中でも洗浄力が強く、殺菌作用も持っています。

皮膚刺激は弱いものの、強い洗浄力で皮脂を取り過ぎてしまう可能性もあります。

洗浄力・泡立ちを求める方には良い洗剤です。

詳しくは→【アミノ酸系<サルコシン>】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ラウロイルサルコシンTEA
  • ラウロイルサルコシンNa
  • ココイルサルコシンTEA
  • ココイルサルコシンNa
  • ココイルグリシンK

 

【アミノ酸系<アスパラギン>】

アスパラギン酸は高い保湿力・アンモニア毒素の排出・肌の新陳代謝の促進などの効果を持っています。医薬品などには疲労回復の目的で使用される事もあります。

適度な洗浄力と豊かな起泡性の洗剤で、とても低刺激な成分なのでベビーシャンプーや育毛シャンプー等にもよく使われます。乾燥肌・敏感肌の方にはとても良い洗剤です。

他の洗剤の補助剤として使用される事が多いです。

詳しくは→【アミノ酸系<アスパラギン>】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ラウロイルアスパラギン酸Na

 

【ベタイン系(両性イオン界面活性剤)】

ヤシ油や砂糖大根(ビート)などの天然成分由来の界面活性剤。

ベビーシャンプーに使われる程低刺激で、保湿力のある成分。
洗浄力・発泡性は弱いものもあるが、他の成分と相性の良いものが多く、他の成分と共同で洗浄力・発泡力・増粘性をアップさせる。

アミノ酸系シャンプーよりもさらに低刺激な洗剤で、髪に吸着する成分を持ち、乾燥毛やダメージ毛の方に特にオススメの成分です。若干肌に残りやすいのですすぎをしっかり行う。

保湿力はあるが、コーティング力(シリコン力)が無いので洗いあがりがキシキシする場合がある。

詳しくは→【ベタイン系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • コカミドプロピルベタイン:ヤシ油由来・リンス効果・低刺激・キメ細かい泡
  • ラウラミドプロピルベタイン:低刺激・マイルドな洗浄力と発泡力・幅広いpH帯で他成分との相性が良い
  • コカミドプロピルヒドロキシスルタイン:適度な洗浄力、保湿力・髪を柔らかくする・他成分と共に起泡性をアップする
  • ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン:アニオン界面活性剤と相性が良い(洗浄力・起泡性・増粘性up)
  • ココアンホ酢酸Na:低刺激・アニオン界面活性剤と相性が良い・潤い、柔軟性を与える
  • ココアンホプロピオン酸Na:ヤシ油由来・低刺激・マイルドな洗浄力・保湿力・リンス効果
  • ラウリルベタイン:低刺激・優れた増粘力、起泡力・アニオン界面活性剤と相性が良い
  • ラウリルヒドロキシスルタイン:低刺激・マイルドな洗浄力と発泡性・アニオン、ノニオン界面活性剤と相性が良い

 

【ノニオン系】

ノニオン系とは、水に溶けてもイオン化しないという意味です。

髪の電化バランスを崩さず、目に入っても痛くない程とても低刺激な成分といわれています。

低刺激ながら適度な洗浄力と発泡性がありベビーシャンプー等にも使われます。

ここに出てくる“ラウリル”グルコシドラウリル硫酸Naとは全然別物ですので安心してください。

詳しくは→【ノニオン系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • デシルグルコシド
  • コカミドDEA
  • ラウラミドDEA
  • ラウリルグルコシド
  • トリデセス-6

 

【タウリン系】

基本的に、アミノ酸系シャンプーよりも洗浄力に優れ、アミノ酸系シャンプーよりも若干刺激性の強い洗剤。

とはいえ、低刺激な部類かつ洗浄力に優れているので使い勝手の良い成分と言えます。

タウリンには褪色防止の効果も期待でき、カラーリングをしている方にもオススメ。

詳しくは→【タウリン系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンNa

 

【タンパク質系(PPT系)】

PPTとは、髪と同じ成分であるタンパク質加水分解物の意味です。

髪のダメージを抑制・補修しパーマやカラーの持続を助けます。

美容院では、シャンプーだけでなくカラーやパーマの前処理剤としても使用される髪に優しいい成分です。

洗浄力はアミノ酸系シャンプーよりもさらに優しくなっていますので、単体での洗浄力は物足りなさを感じるかもしれません。ですが、シャンプーしながら髪を補修してくれるとても高価な成分です。ダメージ毛・パーマ毛・カラー毛・敏感肌の方へ特にオススメ。

詳しくは→【タンパク質(PPT)系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】

  • ココイル加水分解コラーゲンNa
  • ラウロイル加水分解シルクNa
  • ラウロイルシルクアミノ酸Na
  • ラウロイルシルクアミノ酸Na

まとめ

基本的に、【高級アルコール系】【ラウリル硫酸Na】が含まれるシャンプーは避けるようにしましょう。日々のシャンプーで毛髪もボロボロになり、頭皮に余計な残留物が残り肌のターンオーバーも狂わされてしまいます。

以下に髪質別オススメ成分を記載しておきます。

●セット剤落とし・脂性肌の方、洗浄力を求める方へオススメの成分

▶▶▶タウリン系シャンプー

▶▶▶アミノ酸系<サルコシン>シャンプー

▶▶▶酸性石鹸系シャンプー

▶▶▶スルホコハク酸系シャンプー

▶▶▶高級アルコール系シャンプー

 

●ダメージ毛・パーマ・カラーをされている方へオススメの成分

▶▶▶タンパク質系(PPT系)シャンプー

▶▶▶ベタイン系(両性イオン界面活性剤)シャンプー

▶▶▶アミノ酸系<グルタミン>シャンプー

▶▶▶アミノ酸系<アラニン>シャンプー

▶▶▶タウリン系シャンプー

 

●乾燥毛の方へオススメの成分

▶▶▶タンパク質系(PPT系)シャンプー

▶▶▶ベタイン系(両性イオン界面活性剤)シャンプー

▶▶▶タウリン系シャンプー

▶▶▶アミノ酸系<アスパラギン>シャンプー

 

●敏感肌・ベビー用シャンプーおすすめ成分

▶▶▶ベタイン系(両性イオン界面活性剤)シャンプー

▶▶▶ノニオン系シャンプー

▶▶▶アミノ酸系<アスパラギン>シャンプー

 

主なオススメ成分を記載させて頂きました。こちらの情報を元にシャンプー探しをしてみると普段とは違った楽しみがあると思います♪

商品によっては、2種類や3種類の成分がお互いの性質を補い合ってとても良いシャンプーになっていたりとさまざまですので、少し刺激の強い成分が入っているからといって一概に全てがダメな商品とは言い切れません。

さらに詳しく知りたい方はこのサイトの情報を元に美容師さんなどに相談してご自身に合った商品を探されるとより良いものが見つかると思います♪

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