【美容院】割引してもお客様が来ない原因とは?集客方法を間違ってないですか?
美容院を経営する方の悩みの一つは【集客】だと思います。
新規OPENしたばかりのお店にとっては特に重要なポイントです。
新規集客をするにあたり、まずはお店に来てもらおうと割引キャンペーンをバンバン打ち出したりする方も多いと思います。ですが、割り引いても割り引いてもなかなかお客様が来てくれない・・・そんな状況の方もいるのではないでしょうか。
今回は、割引をどれだけしても新規顧客がなかなか集まらない理由とは?というテーマでお話していきたいと思います。
なぜ割引してもお客様が来ないのか?
お客様が来ない最大の理由をお伝えする為に、一つの例え話をしたいと思います。
ある所にココナッツを販売している男がいました。
通常、1個500円前後するココナッツですが、男は新規OPENのため半額の250円で販売しました。
ですが一向に売れません。
男は値段を100円に下げました。
ですが一向に売れません。
しまいに男は1個10円に値段を下げました。
ですがココナッツは売れなかったのです。
無人島で一人暮らす男は、しょうがなく自分でココナッツを食べたのでした。
これは極端な例ですが、問題は値段ではなく男がそこでココナッツを販売している事を知る人が全然居なかったという話です。
重要なのは、割引よりも【告知】だという事です。
あたりまえかもしれませんが、これがちゃんと出来ていないとどれだけ割引をしても意味が無くなってしまいます。
宣伝・告知の方法
お店を新規OPENしてお客様に来てもらう為には、自分がそこでお店を始めたことを知ってもらう必要があります。
- チラシを配る
- 新聞折込をする
- テレビCMを流す
- ホームページを作る
- WEB広告に載せる
- ホットペッパービューティー等を活用する
- 店頭に看板を立てる
- etc
告知をするには方法はいくつかありますが、あなたのお店はちゃんと宣伝広告出来ているでしょうか?一つずつ効果を見てみましょう。
【チラシ配り】
チラシの反応率は0.01~0.3%と言われています。
10000枚のチラシを配ってようやく1人~30人の来店が見込める程度です。
この数字を意識せずに、ある程度チラシを配ったから大丈夫だろうと高をくくっていては集客は見込めません。
【新聞折込】
新聞折込をするという事は、新聞を購読している方の手元にチラシが届くという事になります。以下が新聞を購読されている方の年齢層です。
半分以上が60代70代以上の方となります。若い世代になるにつれて新聞離れが進んでいるのが現状です。あなたのお店のターゲット層は何歳くらいで考えているかを照らし合わせてみてください。
また、車で来店される方が多い地域では新聞折込はさらに効果を下げてしまうでしょう。60代、70代の方で車を運転することを辞めてしまう方が増えている事が原因です。
【テレビCMを流す】
テレビCMを流す事は、大手企業でなければなかなか無いと思いますが、基本的にテレビCMはイメージ戦略となるケースが多いと思います。
ある程度、知名度が広まった後に繰り返し覚えてもらう事に利用できます。
15秒程度のCMを複数回流すだけでも数百万円という広告費が必要となってきます。一個人で短期間、数少ないCMを流したとしても、お店を覚えてもらうまでの効果は薄いでしょう。
【ホームページを作る】
ホームページの存在は現代では必須といえる程重要性が増してきましたが、ホームページを作ったからお客様が来ると安心していると大きな間違いとなります。
ホームページを見てもらう為には、インターネットの検索バーにあなたのお店の名前を打ち込んで、検索してもらう必要があります。
つまり、そのお客様はあなたのお店を何らかですでに知っているので検索しているのです。
ホームページはまっさらの新規集客というよりは、チラシなどを見た方にあなたのお店の事をより理解してもらう為のツールだと思ってください。
【WEB広告に載せる】
GoogleやYoutubeなどのインターネット上にはWEB広告が溢れています。お店のホームページなどをWEB広告として掲載してもらう方法もあります。
[地名(あなたのお店のある地名) 美容院]などのキーワードを設定すると、そのキーワードで検索をした人に広告が表示されるようになります。その方が広告をクリックする事であなたに広告費としての料金が発生します。1人の集客にどれだけの広告費がかかるかをチェックしながら、費用対効果で良い結果が出るのならばWEB広告を活用するのも一つの手です。
興味がある方は[Googleアドワーズ]で調べてみてください。
【ホットペッパービューティー等を活用する】
美容院の新規集客で一番効果が高いのは、ホットペッパービューティーだと言えるでしょう。
ですが、多くの方から【広告費が高い】と言われています。事実、ホットペッパービューティー離れをしていく美容院も多くあります。
お店自体に固定のお客様が増えて、これ以上新規集客に力を入れなくて良いという状況ならばホットペッパービューティーを辞めるのも一つの手でしょう。
その場合、既存のお客様がホットペッパービューティーの予約システムを活用せずにお店に予約できる仕組みを作っておかなければなりません。
この仕組みの話はまた別記事で書こうと思います。
【店頭に看板を立てる】
これは、どこの美容院でもすぐにでも始められる宣伝広告方法ですので、まだ看板を立てていない方はすぐにでも始められると良いと思います。知らない美容院はお客様からしたら敷居が高いものです。外から眺めて店内の雰囲気を感じるしかありません。
あなたのお店がどのようなお店なのか、料金はいくらなのか、オススメのメニューはどのようなものなのか、お伝えしたい事を書いて発信しましょう。誰でも持って帰れるチラシなども一緒に置いておくとなお良いでしょう。
宣伝・広告を打つ前に・・・
ここまでは、宣伝広告の様々な方法を取り上げてきましたが、宣伝広告を打つ前にしなければならない事があります。
それは
どのような内容の宣伝広告を打つかを考える事です。
あなたの美容院の『強味』はなんでしょうか?
他の美容院よりもリーズナブルさが売りなのか、こだわりの薬剤なのか、高い技術力なのか。
あなたの美容院がある地域には他にどのような美容院があるのかをリサーチしなければなりません。
リーズナブルさが売りならば、低価格帯の他の美容院と比べてあなたのお店がより魅力的に映るようにしなければなりませんし、技術力や薬剤にこだわりがあるのなら、他のこだわりを持つ美容院との違いをお客様に理解してもらわなければなりません。
それらの戦略を練った上でさまざまな広告宣伝を行う事ではじめて効果が表れると言えるでしょう。
料金だけでなく、広い視野で戦略を立ててみてください!
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