【チリチリ】縮毛矯正をかけたのにクセが出てくる4つの理由?!【失敗】
縮毛矯正をかけたのに髪がうねってクセがまた出てきた・・・
これって失敗なんじゃないの??
今回はそんな思いをされた方の為のコラムです。
縮毛矯正とは?
縮毛矯正とは、髪のタンパク質を熱で固めて髪の毛をまっすぐにする作業の事です。
髪を覆うキューティクルのタンパク質を熱で固めて髪の毛をまっすぐにします。
生卵を加熱するとゆで卵になり、タンパク質が【固まる】のと同じ原理で、一度固まったタンパク質は二度と柔らかい状態に戻りません。
ですので、一度縮毛矯正をかけた部分は基本的にはずっと真っ直ぐです。
では、縮毛矯正をかけたのになぜクセは出てきてしまうのでしょうか?
その理由は何個かあります。
クセが出てくる理由01 髪の成長
一つ目は単純な理由です。
髪の毛が自然に生えてきただけという理由。
髪の毛は1か月で約1cm生えてきますので、クセの強い方なら2週間~数か月で根本から膨らみ・ボリュームを感じ、クセがまた出てきたと感じてしまいます。
これは、普通に髪が伸びてクセが出てきてしまっているだけなので、また縮毛矯正を掛けるしか対処方法はありません。美容院での縮毛矯正失敗ではありません。
クセが出てくる理由02 寝癖・くくりクセ
二つ目の理由も単純です。
寝癖やくくりクセでうねりが出てしまっているケースです。
縮毛矯正をかけても、寝癖で髪の毛が折れ曲がっていたり、ヘアゴムでくくっていると跡は付いてしまいます。
そんな場合は、一度【髪の毛を濡らす】ことでクセが取れますので、濡らして真っ直ぐ乾かすだけでウネリは無くなります。
縮毛矯正をかけた翌朝、寝癖でうねった髪を見て縮毛矯正が失敗しているんじゃないの?!なんて思われる方もいるかもしれませんが、落ち着いて一度濡らして乾かしてみてください。
ちなみに、夜髪の毛が濡れた状態で寝ると寝癖が付きやすくなってしまいます。また傷みやすくなってしまうのでしっかり乾かして寝るようにしましょう。
クセが出てくる理由03 縮毛矯正が弱かった場合
3つ目の理由は、縮毛矯正の掛けかたが弱かった場合です。
縮毛矯正は1液で髪の毛を軟らかくして、アイロンで固めます。
この1液の薬の選定を間違えたり、放置時間が短すぎたりすると、しっかり軟らかくなる前にアイロン作業に移ってしまう事になり、縮毛矯正後もクセが残ってしまいます。
これは美容院側の技術不足だと言えるでしょう。
ですが、すぐに美容院に苦情を言うのは少し待ってください。
次の4つ目の理由を見てから判断しましょう。
クセが出てくる理由04 髪のダメージが限界に来ている
4つ目の理由は、髪の毛のダメージが限界に来ている場合です。
縮毛矯正はキューティクルを熱で固めてまっすぐにする作業だとお伝えしました。
このキューティクルですが、髪がダメージを受けると剥がれて無くなっていきます。
ハイダメージ毛の方は、この【固めるべきキューティクルが無い!】場合があります。
そのような髪の毛は、そもそも縮毛矯正でまっすぐにする事は出来ません。
そんなハイダメージの髪の毛に縮毛矯正の1液を付けると、髪の毛はチリチリに縮れてしまいます。
さらにダメージが進行すると、髪の毛は溶けて千切れてしまいます。
4つ目は、自然に生えてくるクセとは別で、チリチリ・ビビり毛になってチリチリなウネリが出ている場合です。
まとめ
縮毛矯正をすると、どんな髪でもまっすぐ綺麗に仕上がるわけではありません。
カラーもパーマも同じですが、髪のダメージ具合により仕上がりは変わってきます。
美容師さんがお客様の髪の状態を把握してしっかりとした薬選定を行うのは当然必要な事ですが、その前のホームケアでなるべく傷んでいない髪の状態を維持しておくのも必要な作業といえます。
クセの強い方は、家でアイロンを使われる事も多いと思いますが、日々のアイロンのダメージが蓄積していると綺麗に縮毛矯正がかからない事がありますのでホームケアも気にかけてみてください♪
熱から髪の毛を守る方法
自宅でヘアアイロンを使う場合は、【髪の毛をしっかり乾かした後】でアイロン作業に移ってください。
髪に水分が残っていると、アイロンの高温で髪の中の水分が一気に水蒸気となりジューッという音と共に蒸発します。
その時、髪の中では水分が堆積100倍の水蒸気へと変わる水蒸気爆発を起こしている事になります。髪の毛が内部から傷みます。
もう一点注意する事は、アイロンを同じ場所に3秒以上あてないという事です。
同じ場所に高温のアイロンを当て続けると髪の毛は【炭化】します。
炭になってしまうという事です。アイロンの当てすぎで炭化してしまった髪の毛は、美容院で縮毛矯正をしてもまっすぐにならない髪の毛になってしまいます。
家でヘアアイロンを使われる方は、オイル系の流さないトリートメントがオススメです。
くせ毛で髪が広がりやすく、毎日ブローやアイロンで髪に熱を加える事が多い人は特にオイル系の洗い流さないトリートメントをおすすめします。
オイル系の流さないトリートメントは、【髪を熱から守ってくれる効果があります。】
使い方
お風呂上りの“髪の毛が濡れた状態”で1~2プッシュ程、髪の中間から毛先になじませてください。髪が水に濡れている状態の方が馴染みが良く、髪を乾かすドライヤーの熱やアイロンの熱から髪の毛を守ってくれます。
ケラスターゼ HU ユイルスブリム ティーインペリアル 125ml
効能重視のトリートメント。しっとりと落ち着く仕上がり、強い乾燥毛の方にもおすすめ。
香りが多少強いかもしれない点で好き嫌いが別れる場合もあります。
ケラスターゼ HU ユイルスブリム モリンガイモーテル 125ml
サラサラと自然な仕上がり、髪の毛が固い人にもおすすめ。
馴染み易く、香りも控えめで万人受けするタイプのトリートメント。
ケラスターゼのシリーズの中では、人を選ばず使い勝手が良いタイプといえるでしょう。落ち着き重視の方はディーインペリアルをおすすめします。
オイル系トリートメントの日常使いにはこちら。重すぎず、髪がサラサラ、ふわふわの仕上がりに。
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