【解決方法】ヘアカラーで明るくなりすぎた髪は直せるのか?【原因と対策】
髪のカラーリングをしたけど、思っていたよりも明るくなりすぎて困っている・・・
もしくは、ドライヤーの当てすぎや海に行ったら髪が明るくなってしまった・・・
そのような悩みを抱える人は沢山いると思います。
今回は、明るくなりすぎた髪は直せるのか?その原因と対策をお話していきます。
髪が明るくなる原因
髪が明るくなる原因を簡単に説明させてもらうと、髪の中の黒色成分である【メラニン】が破壊されてしまう事が原因です。
髪の毛の中には、メラニンと呼ばれる色素が詰まっていてそれにより黒髪に見えています。
このメラニンが外部ダメージにより破壊されると、髪の毛が茶色や黄色に明るくなってしまいます。
美容室ヘアカラー(おしゃれ染め・白髪染め)で明るくなってしまう理由
美容院のヘアカラー剤には大きく分けて【髪を明るくする薬】と【明るくなった髪に色を入れる薬】
この2種類が混ざって出来ているのがヘアカラー剤です。
ヘアカラー剤には【髪を明るくする薬】が含まれており、これが髪を明るくしてしまう原因です。なぜ髪を明るくする薬が含まれているのかというと、ヘアカラーを楽しもうと思うとどうしても髪を明るくする必要があるからです。
例として、画用紙に絵を描く場合を想像してみてください。
黒い画用紙があるとして、黒い画用紙に何色で絵を書いてもハッキリ見えませんよね?
また、黒い絵の具に他の色を混ぜても黒っぽくなってしまいますよね?
色彩豊かな絵を描くには、白い画用紙と様々な種類の色が必要です。
綺麗なヘアカラーを楽しもうと思うと、黒髪(黒い画用紙)を明るくする必要があるのです。
次の図は、左から【黒・赤褐色・黄色・ほぼ白】の髪に【アッシュカラー】を入れたらどうなるのかを図で示したものです↓
黒髪は見た目がほぼ変化しない中、黄色やほぼ白色の髪は綺麗なアッシュカラーが発色しています。これは髪の毛のメラニンが破壊され光が透過しやすくなっているからです。
ヘアカラー(おしゃれ染め)の注意点
おしゃれ染めの色は、日々の生活の中で徐々に抜けていく
この事に注意してください。
美容院でカラーを染めた瞬間(色が入っている間)は綺麗なアッシュ色ですが、生活の中で徐々に色が抜けていきます。
徐々に色が抜けていくと、【黒・赤褐色・黄色・ほぼ白】の状態まで髪の毛は明るくなってしまいます。
綺麗なアッシュカラーを美容院でお願いした人は、色が抜けると髪の毛が黄色や白っぽい色まで明るくなってしまうケースがあります・・・
これが【美容院のヘアカラーで髪が明るくなりすぎた】大きな原因だと思います。
海やドライヤー等の髪へのダメージで明るくなってしまう理由
髪の毛には【メラニン】という色素が詰まり黒髪に見えているとお伝えしました。
髪の毛が日々の外部ダメージを負うとキューティクルが開き、髪内部のメラニン色素が破壊されてしまうケースもあります。海水によるダメージやドライヤーの当てすぎなどもこのケースです。
メラニンの種類【茶色くなる人・黄色くなる人】
髪を明るくしたら【赤オレンジ】になる人と【黄色い金髪】になる人がいます。
これはメラニンが【ユウメラニン】と【フェオメラニン】の2種類に分かれている事が原因です。
人によりユウメラニンが少ない方がいます。ユウメラニンが少ないと髪の毛は黄色くなり多いと赤オレンジに偏ります。
美容院で髪を明るくする場合は、ユウメラニンが少ない人の方が明るくなりやすいです。
髪の毛が細く柔らかい人にユウメラニンが少ないケースが多いので、そのような髪質の方は【自分の髪の毛は明るくなりやすい】と注意しておいてください。
明るくなりすぎた髪の直しかた
1.オシャレ染めをし直す
髪をあまり暗くし過ぎたくない人や、今後も色々な色を楽しみたい方はこの方法を選択してください。
ベースの髪の毛は明るくなってしまっているので、染める色をもっと濃い色にすれば長持ちしやすくなります。
美容院では【おしゃれ染め】での染め直しをお願いすると良いと思います。その際、美容師さんに色落ちしてもこれ以上明るくしたくない旨をしっかりお伝えすると良いでしょう。
【デメリット】
ベースの髪の毛はメラニンが破壊され明るい髪の毛ですので、日々の生活の中で染め直しの色も落ちてきます。色が落ちると、元の明るい髪色に戻ってしまいますので、頻繁に染め直しが必要になってきます。髪が痛んでいる人は、色落ちも早いので手間が多いでしょう。また、何度も染め直しをすると髪も痛んでしまうデメリットもあります。
【失敗しない為】ブリーチ髪の気をつける事。回数とダメージ具合
2.黒染めをお願いする
今の色が学校や職場でどうしてもNG、どうにかして直さないと・・・
頻繁に染め直しに来る暇もないし、髪が明るい色に戻ったら困る方は【黒染め・白髪染め】の薬で染め直しをお願いするのが良いかと思います。
次の色見表をご覧ください
これは、一般的な美容院の色見表の例ですが、美容院では5レベルが自然の黒色の色とされています。落ち着いた少し明るめの茶色は6~8レベルくらいです。髪が明るくなりすぎてしまった人は髪を黒染めしても、+2レベルくらいで仕上がるイメージを持っているといいかもしれません。(個人差があります)
どういう事かというと、14レベルまで髪が明るくなってしまった人が、8レベルまで色を抑えたい場合、6レベルの薬を塗ると8レベルくらいの仕上がりになるイメージです。あくまでも個人差があるので参考までにみてみてください。
【デメリット】
黒染めのカラーは髪の毛から抜けにくい成分です。一度暗くした髪の毛を【また明るく戻して、綺麗なオシャレ染めを楽しみたい】という事が難しくなってしまうのが黒染めのデメリットです。
黒染めして1年経ったから、もう大丈夫かも・・・とはならないので注意が必要です。リセットするには、新しく髪の毛を伸ばし直さなければなりません。
※美容院で明るくなりすぎた髪の染め直しをお願いする場合、勝手に黒染めの薬で暗くされるケースがあるので気をつけてください。暗くなったけど、今度は明るく戻せないなんて事になる場合もあります。
3.自宅でカラートリートメント等を使用する
カラートリートメント、カラーリンス、カラーシャンプーはどれも根本的には同じものだと思ってください。これはヘアマニキュアという分類になります。
ヘアマニキュアは、髪の毛の表面にカラーの膜を張り色を付けるというのが原理です。
これらの商品は、使うたびに徐々に色を重ね濃い色にしてゆくのが特徴です。
自宅での日々のケアとしてこれらの商品を使って髪色を落ち着かせるのも一つの手です。@
【デメリット】
カラートリートメント等のデメリットは、美容院のヘアカラーやパーマ剤などとの相性が悪いケースがあります。カラートリートメントをした髪の上から美容院のヘアカラーをすると変な色になってしまった・・・という場合もありますので気を付けてください。
利尻カラーシャンプーを使ったら髪の毛が緑色になってしまったという人もよく聞きます。
そのような人は下記の記事で対策ください↓
利尻カラーシャンプーで髪が緑色になった場合の4つの対処法!?
明るくなりすぎた髪色を直すには、大きく分けてこの3種類です。
一度明るくなりすぎてしまった髪の毛は、本来の意味でのナチュラルな丁度良い状態には戻らない。
という事を理解しておいてください。
明るくなりすぎたのは、美容師さんの失敗の場合もありますし、明るい綺麗な色にする為に必要だったのかもしれません。もしくは日々のダメージの蓄積が原因かもしれません。
明るくしすぎたくないけど、綺麗なカラーの髪色にしてほしい!
これは、どちらかを諦めないと無理な話だったりするのです。
明るくなりすぎないくらいだと、カラーがあまり綺麗じゃなかったり
カラーが綺麗だけど、色が抜けると髪が明るすぎたり。
何を一番大切にするかを考えて、髪の毛とヘアカラーの関係をよく理解する事が今後のヘアカラーの失敗防止へと繋がります。
自宅での防止策・色落ちを極力防止する
せっかく染め直して髪を落ち着けても、髪が痛みすぎていたらすぐに色が抜けて元の明るい髪色に戻ってしまいます。
家庭でカラーリングが抜ける一番の原因は【洗浄力の強すぎるシャンプー】です。
髪は1着しか無い洋服だと思ってください。
同じ洋服を毎日着て、強い洗剤で洗濯(シャンプー)していると生地は傷みくすんできて色落ちも激しくなってしまいます。
家でのカラーの持ちをよくするには、シャンプーをアミノ酸由来等の髪に優しい成分のものに変えてあげてください。
【保存版】自分に合った市販シャンプーの選び方!?誰でも簡単にプロ目線!界面活性剤一覧表
特に傷んだ髪のタンパク質成分をそのまま補ってくれるような【タンパク質(PPT)系】のシャンプーはダメージ毛を抱えた方には一押しの成分です↓
【タンパク質(PPT)系】成分一覧とオススメシャンプー・ランキング抜粋【メリット・デメリット】
シャンプーを洗浄力の優しい物に変えてあげると共に、【トリートメント】も色落ち防止にはとても重要です。
トリートメントは髪をコーティングして直接色の抜けを防いでくれます。
傷んだ傷口に絆創膏を貼るイメージがトリートメントだと思っておいてください。
裏技で美容院での高級トリートメントを自宅でする方法を記載しておきます↓
美容院で3,000円のトリートメントを300円で手に入れる方法?!ダメージ毛・乾燥毛・固い髪の方へおすすめ【ハホニコ業務用】
綺麗なカラーリングを楽しむ為には、日々のヘアケアが重要ですので、しっかりお手入れも頑張ってみてください!!
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