7割の方が成功する!髪の毛がハネない・傷まない乾かし方
美容院で乾かしてもらうと綺麗にまとまった髪にしてくれるのに、次の日自分で乾かすと髪の毛がハネてしまう。そんな経験をされた方は沢山おられると思います。
もちろん、美容師さんの洗練された技術あっての技ですが、美容師さんの理論に添って皆さんでも【美容師さんの真似】が出来る部分はあるんです!
毎朝、髪の毛がハネて大変だという方は是非読んでみてください。
7割の方が成功する乾かし方とは?
” 約7割 ”の方はこれからお伝えする乾かし方で、髪の毛が落ち着いて言う事を聞いてくれると思います。
美容院にしか置いてない特別なアイテムが必要な訳ではありません。ご自宅にあるドライヤーの使い方一つで劇的に変わります。
髪の毛がハネる原因
髪の毛がはねる原因は、【クセ】と自然に流れる【毛流れ】です。
クセを収めるには、髪が乾く前にブローで伸ばしてあげる必要がありますが、【毛流れ】が原因でハネてしまう部分は、髪の乾かし方一つで直す事が出来ます。
毛流れとは何かというと、髪の毛がどちらに向いて生えているかというものです。分かりやすく毛流れを決めているものの一つが【つむじの向き】です。
頭頂部の近くにある【つむじ】をイメージしてみてください。お近くの方のつむじを見てみてもらっても結構です。つむじ、渦を巻いていませんか?
日本人の約7割が、右回りのつむじです。時計回りですね。
この右回りのつむじのせいで、右側の髪の毛と左側の髪の毛が逆の流れをしてしまうのです。
多くの人は、【右側だけはねてしまう!】という方が多いと思います。
下の図を見てください。
日本人の約7割は、このような毛流れで右側がハネてしまいます!
これを治すことが出来れば、『7割の方が髪をハネずの乾かすようになれる。』ということです。
残り3割の方は、左回りのつむじの方です。左回りのつむじの方もガッカリしないでください。これから紹介する乾かし方を左右真逆に行ってもらえばハネは直りますので!
では、この【ハネ】を簡単シンプルに直す方法をお伝えします。
髪の毛は形状記憶する!
ここに1本のストローがあります。
飲み口の曲がっている部分は、形状記憶の素材で作られていて曲げても元に戻ってしまう特別なストローだと思ってください。
飲み口の部分を曲げてみます。
形状記憶の性質を持っているので、曲げても元に戻ってしまいます。
どうにかして、逆向きにしたいのですがどうしたらいいでしょうか?
答えは
持ち手の部分をクルッと回転させると、飲み口も逆向きになりました。
このストローは、1本の髪の毛を表したものです。普段ハネた髪の毛を直そうとして【毛先ばかり】ブローしてないですか?
ドライヤーやカールアイロンで毛先を直した直後はいいのですが、ちょっと時間が経ってくるとまた元に戻ってハネてきますよね?形状記憶のストローと一緒です。
ストローの根元からクルっと回転してあげると、飲み口(毛先)も逆側を向いたのと同じ事を髪の毛にもしてあげれば、毛先の向きが変わって内巻きの落ち着いたスタイルになるのです。
落ち着いたスタイルで過ごす為には【根元を直しましょう!】
乾かす前に、髪の毛を濡らそう << 重要 >>
髪の毛は形状記憶だと言いましたが、これは【水素結合】というものです。
髪の毛は、濡れている状態から一度乾燥すると形状記憶するのです。
ですので、ハネを直す為には髪の毛を一度濡らしてクセをリセットしてもらう必要があります。特に頭皮付近の【根元】からしっかり濡らしてください。
朝起きて、寝癖で髪の毛がハネている事が多いと思います。
これを直す為には、髪の毛を一度濡らさないといけません。手間かもしれませんが、ハネを直したい方は頑張ってみてください。
髪の毛がハネにくい乾かし方
髪の毛の乾かし方は、2段階に分けて乾かしてください。
STEP01
【根元】を乾かす。
まず、全体の根元の向きを整えます。この段階では根元だけ意識して乾かすので、髪の毛全体は嵐にあったような感じになりますが、気にせず根元の向きを直す事だけに集中して乾かしてください。この時、毛先に水分を残すイメージで、毛先を乾かしすぎないでください。
髪の毛がはねてしまう原因は、【くせの強さ】と【根元の向き】なので上の図のように、髪の毛を顔の向こう側まで持っていくぐらいの勢いで根元から起こし、ドライヤーを下から【根元】に当てましょう。
その際、くせが強い人は髪の毛を引っ張りながらくせも伸ばしてあげるイメージで乾かしましょう。
首まわりの髪の毛はハネやすいので、左右から髪の毛(根元)を【頭の丸さに沿わせるようなイメージ】で乾してください。
STEP02
毛先を乾かす。STEP01の段階で、毛先を乾かしすぎていなければパサパサの状態にはなってないはずです。毛先が乾燥しすぎていたら、少し水で濡らしてあげてください。
一度くしやブラシで髪の毛を整えてみてください。この時点で普段より毛先のはねが収まっているはずです。
ブラシで整えたら、ドライヤーを上から下に向って髪が落ち着くイメージで乾かしてください。
髪の毛に2割程度の水分を残すイメージで乾かしてください。乾かしすぎるとパサパサになって広がりの原因になるかもしれません。
これだけで、普段よりも扱いやすくなっているはずです♪
ドライヤーの風量
ドライヤーの風量・熱量も重要なポイントになってきます。
ドライヤーの風量が弱いと、長時間 風を髪に当て続けなければなりません。
風量の弱いドライヤーは、早く乾かす為に熱量が強く設定してある事がありますが、これでは髪がパサパサになってしまいます。
弱火でじっくり焼かれた方が芯まで熱が入るのと一緒です。
手早く・必要な風量・熱量でスムーズに乾かしてあげる事も髪を落ち着かせる重要なポイントです。
ドライヤーの役割
・髪を乾かす時間が早くなる
・髪のパサつきを押さえてくれる
・髪のタンパク質が熱変性で固くなるのを防いでくれる。ダメージ毛になりにくい
・髪のハネ、癖を直しやすい
昔は家庭用ドライヤーは風量の弱い物ばかりでしたが、現在はとても良い物も多く出回っています。毛量の多い方・クセが強い方・髪が長い方は特に良いドライヤーを選んであげてください。ドライヤーを変えるだけでも髪のお手入れがやりやすくなるはずです。
おすすめドライヤー
\9,280 → \4,000
\9,280 → \4,000
美容院で一般的によく使われているドライヤー(白・黒)です。まず間違いの無いドライヤーです。
髪をドライヤーの熱で傷ませない方法
髪の毛を乾かす時に活用したいアイテムとして【流さないトリートメント】というものがあります。
特にパサついたり髪の痛みが強い方は活用してあげると良いでしょう。
流さないトリートメントの主な効果は、【ドライヤーの熱から髪を守ってくれる】【髪の内部に栄養素を補充してくれる】【髪をコーティングして摩擦などのダメージから守ってくれる】などさまざまです。
流さないトリートメントは主に3種類に分類されます。
- オイル系
- 水分系
- クリーム・ミルク系
【オイル系】
オイル系の流さないトリートメントは、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。油分は熱に強いのです。また、髪を表面からコーティングして外部のダメージから髪を守ってくれる効果も期待できます。ヘアアイロンをよく使う方などに特に良いトリートメントといえます。
【水分系】
水分系の流さないトリートメントは、流さないトリートメントの中で一番軽くサラサラとした質感を髪に与えてくれます。ミストタイプやエッセンスタイプの流さないトリートメントとなり、基本的にベタベタした質感が嫌いだったり軽く仕上げたい方が使うトリートメントです。
保湿力をキープしたり表面に保護膜を作ってくれたりします。
軟毛で髪の毛が細い方などは重ためのトリートメントを使うとスタイリングが難しい場合がありますので、そのような方はミスト系などの水分系のトリートメントがオススメです。
【クリーム・ミルク系】
クリーム・ミルク系の流さないトリートメントは髪のまとまりと保湿力を高めてくれるトリートメントとなります。髪の内部へ働きかける成分も多く、オイル系が髪表面のガードに特化したトリートメントならば、クリーム・ミルク系は内部補修などに効果が期待できるトリートメントといえるでしょう。
特にクセが強く広がりやすい方はクリーム系のまとまりのある流さないトリートメントを使うと乾かした後のまとまり具合が違う場合があります。
ワックスの代わりとして使えるベタつかない流さないトリートメントです↓
レーベンドール(Leben d’or) トリートメントスタイリングクリーム 200g
付ける量によってセット力がアップしていくトリートメントです。クセをパーマのように活かしたい方や、乾燥が酷くて広がりやすい方は髪を乾かす前に適量を髪の中間から毛先に付けて乾かしてみてください。普段より落ち着きやすくなるはずです。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNaという再流出しにくい髪の補修効果のある成分が配合されていますので、ダメージ毛の方にもオススメです。
まとめ
綺麗なスタイルに一番重要なことは髪の【乾かし方】です!
美容院と自宅でのスタイリングの一番大きな違いは、乾かし方なのです。
美容院に行った際は、美容師さんがどのように髪を乾かしてくれているのか、どの角度からドライヤーを当ててどの方向に髪を引っ張って乾かしているのか、調査員になったつもりでチェックしてみてください(笑)
毎日の事なので面倒くさいですが、髪の乾かし方を手を抜かず頑張ってみると、きっと落ち着いた気持ち良いヘアスタイルで1日過ごせるはずです♪
美容院の予約はポイントも貯まるhotpepperから↓↓
コメント
コメント一覧 (4件)
試してみたいと思います
3割の方はつむじが逆回転ですので、収まり安い方向を探してみてください。
逆回転だったので、逆方向に乾かしましたがうまくいきません。
長くて量があるのでブロッキングしないとダメでしょうか。
あと、前髪の毛先が、左右でなく、正面に向かってはねます。
>ap
コメントありがとうございます。
その人その人の髪質にもよりますが、根元の方向付けが出来ても髪の中間に若干のクセがあったりするとそれも毛先のハネの原因になったりしますので、なにが原因かは分かりませんがそのような事も考えられます。クセを伸ばすには、多少髪の毛を引っ張りながら乾かしたりブローが必要だったりするかもしれません。
また、髪質が強いと短い前髪はピンと立つようにハネる場合もありますので、そのような場合もコテやブローの熱の力をつかって収める必要があるかもしれません。